深大寺
お花見
こんにちは、デンマークINN深大寺介護科の井関です。
敷地内の豊かな自然も一斉に芽吹き、花の便りに心を弾ませる季節となりました。
裏庭にある3本の桜は約20年前の施設開設当時に植えられ、施設と共に年々成長し、今年も見事に満開の花を咲かせました。
そんな桜の木の下で、毎年恒例のお花見を3月24日に行いました。三密への配慮をし、フロアーごとに時間をずらして、まずは桜狩と写真撮影です！
椅子に座ってゆっくり眺めている方、日向ぼっこをしている方、職員と昔話をしている方、桜の枝に触れじっくり見て五感で楽しんでいる方、思い思いに午後のひと時を過ごされていました。
その後は一階ホールの特設会場に移動し、喫茶店のような雰囲気の中で音楽を聴きながらおやつを召し上がっていただきました。この日は希望の多くありました、彩り豊かな和菓子の練り切りを準備しました。「楽しかったわ、またお願いね！」と笑顔と感謝の言葉にいつも元気を頂いています。
また、最期は桜を見ながら施設で過ごしてほしいとご家族の希望があり、病院よりデンマークINN深大寺に戻られた方がいらっしゃいました。最期は家族に見守られながら旅立たれました。玄関先でお見送りをした職員からその日は風が強くて桜吹雪の中施設から出発されたと聞きました。桜の散り際の儚さと別れの寂しさが重なり、忘れがたい桜の思い出の一つとなりました。
去年からの新型コロナウイルスの影響で、以前は当たり前の事がそうではなくなった今だからこそ、入居者様の大切な時間の重みを切に感じます。日々のケアを大切にこれからも精進してまいります。