秋の文化祭
こんにちはデンマークINN府中の井黒です。
当施設の三大行事とも言われる恒例の『秋の文化祭』を行うにあたり、委員では開催3ヶ月前より準備を進めてきました。コロナ禍での定期コンサート中止や、講師を招いての合唱・書道・折り紙・絵手紙等のレクリエーションも全て中止となり、また、ご家族様との面会も制限され、入居者の方々の寂しさや、何もできないという物足りなさの中、私達職員ができることは何だろうかと悩みながら、どのような文化祭にしようかと話し合いを重ねてきました。
フロアー毎に作品を展示し例年より小規模な文化祭も止むを得ないのではとも思いましたが、委員からは『楽しんでいただきたい！！』と思いが強く、構想は大きく膨らみ、結果色彩豊かな風船と色画用紙で作った巨大アーチを作成し、1Fホールの会場は華やかなしかも例年とは違う趣きとなりました。
さて、作品ですが共同作品の『秋の名月』は作成時小グループでの参加とし、最終的に合体させ全入居者で大作を作り上げました。
書道では普段筆を持たない入居者様にもご参加いただき心のこもった、力作を展示することができました。
また、入居者様の手形・足形を採らせていただき1枚ずつ動物の絵に仕上げた手形足形アートは、それはそれは見事な作品となりました。
ご家族様の作品も展示させていただき、より一層会場が賑やかになりました。毎年恒例の職員の手作り作品はもちろんの事、大好評企画、『誰のペット？誰の家族？誰の若いころ？』とクイズ形式にして展示しました。コメントもユニークでとても人気がありました。
期間中はフロアー別のお茶会も行われ、例年と少し違ったお茶会になりましたが、秋を感じて頂けるようお菓子選びにもこだわりました。
コロナウィルス感染対策の為、フロアー間での移動など必要最低限とし、その中で各フロアーの職員が密にならないよう、個別に文化祭会場に入居者様をご案内して作品の説明をしたり、入居者様の若いころのお話が聞けたりと例年よりは短い時間での鑑賞となりましたが、入居者様から『来年はどんな作品を出そうかしら？』『素敵な会場ね～』など温かい言葉を頂き大変うれしく思いました。今後も職員一同日々皆様に笑顔で楽しく穏やかに過ごしていただけるよう努力していきます。
