デンマークINNでの暮らし

デンマークINN深大寺 看護科 宮澤です。
R４年２月１４日 「デンマークINN深大寺」は創立２０周年を迎えることができました。
これもひとえに入居者様、ご家族様の厚いご支援と温かい激励のおかげだと、心より感謝しております。
当施設は福祉先進国デンマークへの視察を重ねて構想設立されました。
「デンマークINN深大寺」という名前は「福祉先進国デンマークの老人看護・介護を目標として実践する深大寺にある小さなホテル」という意味で平成14年2月にオープンしました。

初代理事長　山田禎一先生が話されていた、「山田禎一　介護保険付き有料老人ホーム3原則　①近い　②　安い　③安心」　は今も生き続けていると思っています。第１の「近い」、は施設がわが家の近くで連絡も往き帰もしやすいことです。第2に入居金「毎月の経費が安い」ことです。第３にその施設の設備、スタッフ、医療機関との連携が充実していて安心であることです。施設の環境も20年間変わらず、早春の沈丁花の香りから冬の山茶花に至るまで四季折々の楽しみがあります。

先日、施設長の元に２０年前にご入居されていた方のご家族様より連絡があり「今度は自分の入居を検討していて、電話をしてみた」「２０年前の知っているスタッフがいてくれてうれしい」とのお話しでした。
2０年の時の流れを実感すると共に、またご連絡下さった事はとても嬉しいことです。

施設の２０歳のお祝いの催しとして、入居者様のおやつの時間にドーナツカフェパーティーを開催致しました。
数種類のドーナツやドリンクからお好きなものを選んでいただき、召し上がっていただきました。「どれが一番美味しい？」「このドーナツは中に何が入っているの？」「やっぱりチョコレートがたっぷりかかっているドーナツいいわ！」と、皆さまワクワクしながら選んでおられました。スタッフ全員に創立記念Tシャツを配布し、当日はそのTシャツを着てお祝いムードを盛り上げました。私達も笑顔溢れる一日を過ごすことができました。

創設時の3原則を守りながら「デンマークINN深大寺」の未来にむけ、新たな取り組みも始まっています。法人全体で取り組んでいる食支援プロジェクトは当施設でも参入させていただき、入居者様の食の楽しみや栄養・体調管理をさらに充実させていきます。

これからも皆様のご協力を賜りながら、30周年、40周年を迎えられるように、職員一同新たな気持ちでサービス向上に努めて参ります。