デンマークINNでの暮らし

こんにちは。デンマークINN小田原看護科の加藤です。
コロナウイルス感染拡大が世界中の人々の心に影を落としています。これまでの『普通の生活』がどれほど幸せだったか、世界中の人々が思っている事でしょう。ホームの日常にも大きな変化はあり、ご利用者の楽しみや生きがいが削られてしまっています。行事の多くは中止になり、ご家族に会えなくなり、気楽に買い物に行けなくなり、まさに「ステイホーム」の日々です。
季節を感じる事も難しい毎日ですが、スタッフはいろいろな方法で季節を演出しています。７月と言えば『七夕』です。生の笹の木を各フロアーに用意し、ご利用者と職員が一緒になって短冊に願い事を書いて飾りました。

職員手作りの飾り物もあり、賑やかな笹を皆さん嬉しそうに見つめていました。さて、皆さんの「願い事」は？

「家族に会えますように！」「病気に罹りませんように！」「長生き出来ますように！」
「美味しい物が食べられますように！」「歩ける様になりますように！」願いは様々です。
それぞれの願いが叶う事が私の願いです。

　コロナウイルスだけでなく、大雨災害など暗いニュースが多い毎日ですが、ホームでの明るい幸せな事もあります。７月は１００歳のお誕生日を迎えられた方がいました！
１００歳には見えない若々しさで、その生活には健康の秘密がたくさんあるようです。自分で考えたちょっとした体操を毎日続け、頭の体操もかかせません。今出来ない事をコロナのせいにしている自分が恥ずかしくなってしまいます。高齢者と接する中には困難な時代を生きるためのヒントがたくさんあるのだと思います。そのヒントを見つけられるようアンテナを張って仕事をしていきたいと思っています。