Afternoon tea time
暦の上では小暑。
梅雨も明け、皆様は夏本番を迎える準備は出来ておられるでしょうか？
こんにちは、デンマークＩＮＮ府中 栄養科山田です。
今回は、先日実施した❝おやつレクリエーション❞についてお話させていただきます。
コロナ以前も『特別おやつ』と称して、入居者様のフロア毎に、目前でおやつを調理して提供しておりましたが、コロナがやや落ち着き始めたこの機に、久しぶりに企画・実施してみました。
題して『Afternoon tea time』
演出はおやつの時間を利用し、入居者様の目前で、ホットプレートでホットケーキを焼き、甘さ控えめに炊いた小豆あん、生クリーム、バナナを添えて、メイプルシロップを回しかけてお出しする。
コーヒーメーカーでコーヒーを淹れ、香りと雰囲気を楽しんでいただくという、ケーキショップのイートインのカウンター席のイメージです。
午後3時、入居者様が着席されたタイミングに合わせてホットケーキを焼き上げ、バナナをカットしてお皿に盛り付け、生クリームで飾っていると「あら、そんなにいろいろ載せてくれるの？」とワクワクした表情でホットケーキの仕上がりを待ちながら、こんなお話を聞かせてくださいました。
「昔、初デートは銀座だったのよ。その時にホットケーキを食べてね、あの頃はバターとシロップしかなかったわよ。」この時私はハッとしました。
「そうだ！バターだ！！」入居者様の目線で考えていなかったことに気づかされたのです。
自身の幼少期もそうでした。
お店のホットケーキはシンプルでしたが、こんがりと焼けたホットケーキにのせたバターがとろりととける様や、ふわっと香るバターが、ホットケーキをより美味しくしてくれます。
入居者様はそれを想像しながら、お皿の上の仕上がりを待たれていたのだと思います。
その後入居者様は、コーヒーや小豆あんをおかわりしながら「美味しかったわ」と完食。
この企画はお陰様で好評をいただくことが出来ました。
しかし今回の反省点は必ず次の機会に生かし、思い出と共に当時の食べ物がよみがえり、懐かしさを感じていただく時間を作っていけるよう、今後も発信していきたいと思いますので、Don’t miss it！！