節分
皆様こんにちは。デンマークINN府中介護科の金子未沙です。
今年は124年ぶりの2月2日の節分でしたが、デンマークINN府中では2月3日(水)に毎年恒例の節分の集いを行いました。節分の鬼の色には意味があることをご存じでしょうか?
- 赤鬼・・人間の悪い心の象徴。豆をぶつけることで自分の中の悪い心が取り除かれます。
- 青鬼・・貧相の自分自身に豆をぶつけることで、福相、福徳に恵まれる。
- 緑鬼・・不摂生を反省して体を健康に保つことを自分に言い聞かせながら豆をぶつけると良い。
- 黒鬼・・卑しい気持ちを追い払い、平穏を願う。
- 黄鬼(白鬼)・・心の浮動、後悔、甘え、我執(我を通す事)
と5色の鬼は仏教における『煩悩』すなわち、❝心に蓋をしてる5つの煩悩を外しなさい❞と言う五蓋(ごがい)の教えからきているそうです。
さて、デンマークINN府中での節分の様子をご紹介させていただきます。今年はコロナウィルスの影響により時間帯をずらし、各フロアー毎の実施となりました。今年の年男・年女の入居者様は8名で、対象の入居者様へは牛の刺繍のフェイスタオルをプレゼントさせていただきました。タオルを受け取った嬉しそうな笑顔に私たち職員も思わずにっこりです。年男・年女の発表と共に1,4Fは鬼の絵を貼り付けたペットボトル倒しに挑戦しました。入居者様は紅白玉を持ちペットボトルめがけて投げます。「倒れたー」「あーおしい~」「当たった!」等など一生懸命投げる姿がとても印象的でした。
そこへ今年も鬼がやってきました。入居者様は「鬼だー」と大喜び。デンマークに現れた鬼は赤鬼と青鬼でしたが、鬼に向かって豆を投げつけ見事鬼退治成功です。また、クイズをしたり、心を入れ替えた鬼と一緒に記念撮影も行いました。
2・3Fはペットボトル倒しではなく新聞紙で丸めた球を鬼に向かって投げました。「鬼退治だー!」と真剣に楽しそうに投げている入居者様。入居者様の中には『コロナもやっつけろ!!』『コロナも出ていけ~』と掛け声が上がっておりました。
あっという間の時間でしたが、入居者様の温かい笑顔とスタッフの協力の元無事に終了することができました。例年とは違った節分の集いでしたがとても充実した時間を過ごすことが出来ました。