調布
レクリエーション
こんにちは。看護科の佐藤です。8月に入り、暑さが日ごとに加わってまいりました。
今年の夏は、四度目の緊急事態宣言が発出され、コロナ禍で開催された東京オリンピックは、様々な課題を抱えながらも無事に閉幕されました。このような状況下でも、鍛錬を積み重ねてこられたアスリートの皆様のひたむきな努力と健闘に、たくさんの力をいただきました。
さて、こちらはフロアに展示された、ご入居者の皆様の書道レクリエーションの力作。「蛍」
小林一茶の夏の夜の一句です。
「大蛍ゆらりゆらりと通りけり」
仄かに墨の香り漂う静かな空間の中、参加された皆様の、筆を動かす真剣な眼差しと集中力には思わず見入ってしまうほど。毎回、四季折々の情景や季節感を大切にされた皆様の作品が飾られますが、それぞれの出来栄えを伝え合い、作品を眺めながらお話が弾むのも楽しいひと時です。
絵手紙レクリエーションの展示コーナーでは、キキョウやノウゼンカズラの夏の花が、葉書きの中に彩り、表情豊かに咲いています。
「夏空に美しく」 「こころにふかし愛らし」 「陽光と仲よし」 「すこやかに元気で」
花の絵に添えられた言葉にも、お一人おひとりの季節の風情を大切にされ、自然に親しみ季節を愉しむこころを感じます。
今も昔も日本人は季節に寄り添いながら暮らしているのを実感しました。残暑厳しき折、絵手紙に乗せた想いが皆様に届きますように。
今後、益々のコロナの動向如何が心配なところですが、コロナ対策に加え、この時期に増える感染症や、熱中症対策など、ご入居様の健康管理には、より一層気を付けて参りたいと思います。