文化祭
秋も深まり日没が早くなってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか？
今年もコロナの心配ばかりでしたが、健康に気をつけ冬に備えたいですね。今回は介護科文化祭係野呂がお伝えします。
さてデンマークINＮ府中では10月15日（金）～30日（土）の期間中文化祭を開催しました。今年も入居者様、ご家族様、職員の力作がずらりと並びました。
正面入り口から1階フロアには紅葉の木、手形・足形アート・コスモスの花をあしらったちぎり絵・秋の富士山・上高地（コロナ禍でもあり外出できない入居者様が目で見てまるで上高地や富士山に登ったような気持ちになるちぎり絵となりました。ちぎり絵は入居者様と一緒に新聞紙や、広告、雑誌等を使い素晴らしい作品に仕上がりました）紙コップと色画用紙を巧みに使いシクラメンを作製。さつまいもも立体的に早く焼き芋にして食べたい～と、塗り絵は細かい繊細な仕上がりとなっており、入居者様の手先の器用さが引き立っておりました。まだまだ紹介しきれない程の作品が並びましたが是非写真を見ていただければと思います。
今回は歌や寸劇などのイベントはできませんでしたが、10月27日（水）に文化祭のお茶会も開催され作品を見ながらケーキや、お茶を堪能していただきました。栄養科力作の手作りのプリン・あんこのくず包み（あんこも手作りです）・パウンドケーキ（生クリーム添え）も皆様美味しかった～と口々に感謝の言葉を言って下さり、栄養科職員皆嬉しくなりました。
ある日の事、作品を眺めていた入居者さんからこの展示してある作品がなぜ自分の手元にあったかどうして展示できたかをお聞きすることがありました。十数年前、ここの施設への入居にあたり沢山の物を売却することがあったそうです。その際全ての手続きを終えて帰ってきたがどうしてもその布画だけは手放せずタクシーに乗り取りに戻ったと話されていました。そして長い時を経てその布画がここに展示され入居者さんは自分の作品を目を細めて眺めながら昔を思い出されていました。大切な作品に込められた思いを伝えて下さり、そして「ここに来ることが出来て本当に良かった」と笑顔で話されとてもありがたいお言葉を頂く事ができました。沢山の個性豊かな作品が展示されその作品から作者の今までの知らなかった一面を知ることができたりと全員が主役となって文化祭を作り上げることができたかと思います。
ご協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
年末まであとわずかとなりましたね。日々健康に気をつけながら長い冬を乗り越えていきましょうね。
